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東京の大学生が日常にあれこれ言うページ

バラエティとは!?一視聴者の気持ち フジテレビ 人生再生資金 16年12月30日放送分について

番組概要 

フジテレビで、「人生再生資金」という番組が放送されていました。

番組概要を公式で見ると…

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人生再生資金 - フジテレビより

 

出演された方は、シングルマザーペア、詐欺被害ペア、夢追いペア…となっていました。彼らは、ゲームをして他のペアよりよい記録が出せると、そのペアは200万円獲得できるという内容でした。

問題を整理します。

ゲームがしょぼすぎ

番組内で、出演者が挑戦するゲームとは、

1.ペアの内一方が針を持ち、一方がその針に糸を通す

2.円周率を事前に覚え、ペアで交互に一桁ずつ言う

3.卓球ラリー

全然ドキドキもワクワクもしないんですよ。シリアスな番組に仕立てたいなら、もっとシリアスなおもしろいゲームをさせるべきです。バラエティで笑いを取りたいなら、おもしろおかしいゲームにすべきですね。

人生再生資金が…

人生再生資金が100万円なんです。。。もしも、番組出演者の人生が”崩壊している”とするならば、100万円で再建はほぼ無理です。むしろ100万で再建できるなら、崩壊してません。第一、人生を再生するという言葉の重みを考えるべきでは。。。出演者のみなさんも立派に毎日生活されているじゃないですか。崩壊してません。

番組がドキュメンタリー風だが…

なぜか、ドキュメンタリー風に仕立てていますが、バラエティですよね?演出という名のもと、出演者は様々な指示を受けていると考えるのは普通です。ドキュメンタリーにしたいのか、明るいバラエティにしたいのかよく分かりません。番組として、どういう方向を目指しているのか分かりません。

ドキュメンタリー風にした弊害

全体的に暗いんです。それぞれの近況がとっても暗く描かれています。シングルマザーのお二人、ここが特に倫理的に問題だと思うのですが、「不幸だ」という価値観を一方的に押し付けるのは誤りだと思います。公式HPの出演者欄には、

>不幸に見舞われ人生再生を誓う参加者8名

となっています。「シングルマザーは、人生が崩壊していて不幸だ」ということを決めつけているわけです。彼女たちのチーム名にも疑問です。シングルマザーペアとは…

番組の結末

最終ゲームで、「シングルマザーペア」は敗退します。勝者は、夢追いペアでした。番組の最後は、シングルマザーペアのお一人の方が泣きながら「悔しい」と言って終わりです。これは、何を意味するのでしょうか。100万円をくだらないゲームで獲得できなかったシングルマザーペアは、人生再生ができなかったという意味にも取れます。深読みしすぎでしょうか?

では、どうすれば良いか 提案

僕が、単なるバラエティとして楽しめなかったのはドキュメンタリー風にして暗く番組を描いた点に原因があると思います。ゲームをして勝ったら100万円ゲットというのをどう描くかということです。以前テレビ東京で放送していた、「ココリコミリオン家族」という番組がありました(ココリコミリオン家族 - Wikipedia

ココリコとゲスト1名が応募した家族の家に行き、家族と100万円を賭けたゲームを行う。もともとは『スキバラ』枠火曜日(18:30-19:00)に放送されていたが、視聴率夕方枠にしては好調だったため、同枠から初のゴールデンタイムに昇格する番組となった(前番組『奥さまは外国人』の視聴率が2007年1-6月の平均5.2%と低迷していたのも理由である)。同枠時代の最高視聴率は2007年2月20日放送分の6.4%。2位は06年10月31日放送分の6.3%で、いずれもゲストが辻希美だった。また本格進出前にゴールデンで2回放送された「ミリオン大家族SP」の視聴率は、2006年6月27日(19:00-20:00)が6.1%、同11月6日(18:30-19:56)が7.3%だった。ゴールデン進出初回の視聴率は9.8%だった。またゴールデン昇格と同時にハイビジョン制作となった。

賞金の割に難易度の低い企画が多く、ほとんどの企画は初回放送時に獲得者が出ている。家族が負けた場合にも残念賞として、「かくれんぼ」と「1トン家族」では高級牛肉1キロ分(『スキバラ』時代は家族全員分の焼肉店の食べ放題券(「モーモーパラダイスモーパラ鍋ぞう券」)、「ミリオンドッグ」ではオリジナルのステッカー、「お取り寄せ家族」ではロゴ入り茶碗(ミリオン茶碗)が、「ハッピーバースデー家族」ではケーキ無料引換券、「パパドレンジャー」では番組特製の入浴剤が、「ミリオンゲッチュー」ではチーズフォンデュセットがプレゼントされる。

こういった、描き方は観ている方もハッピーになれます。負けたとしても、景品がもらえるというハッピーさです。おもしろかったので、かなり前に放送されていた番組ですが、記憶に残っています。だからもし、シングルマザーのお二人を例に取れば、シングルマザーという側面を前に出さず、家族として出演し、「100万円とってハワイに行くぞ!」のような雰囲気だったらバラエティとして心置きなく楽しめる訳です。シングルマザーで経済的に厳しいという切り取り方、詐欺被害で借金返済で困っているという切り取り方、、こういったものは、報道やドキュメンタリーで正しく描かれるべきであって、バラエティとして描かれるべきではないと思います。

結論

様々な境遇にある人々の人生を「不幸」とし、「再生資金」として100万円をくだらないゲームで争わせるというこの番組は、観ていて不愉快な気持ちになります。「再生」ということは、出演者の人生は壊れているということですよね。負けたら終わりなんでしょうか。勝者の、夢追いチームの方の「金があるのは正義」という発言を放送したディレクターもどうかと思います。「やった!勝ったぞ!これで、夢の○○ができる!」ハッピー!という風には作れなかったのでしょうか…うーん。フジテレビ。。